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一泊研修会を開催して会社の一体感がアップしたという話、よく聞きます。ふだんどれだけコミュニケーションしているようでも、やっぱりちがう。
お風呂に入って、ごはん食べて、お酒も飲んで、ええ気持ちで深夜までとことん本音を出しあうと‥‥ちがうんです。
たしかに費用はかかりますが、それだけの価値はあると思います。試してみませんか。
一泊研修のすすめ──経営指針でまわすPDCAの要所
会社の近くの会議室かなんかを借りてふつうに日帰りで実施する研修会と、
ちょっと遠方の施設を借りて泊まりがけでやる研修会は、
何がちがうんでしょうね?
>幹部連中とはふだんから酒もよく飲んでるし、
>1対1でこってり夜中まで話しこむこともある。
>いわゆる「飲みニケーション」ってやつをたっぷりやってたら、
>わざわざ一泊研修なんてしなくていいんじゃない?
って、
そんなふうに思われる方もいらっしゃることでしょう。
そうかもしれませんよね。
泊まりがけとなると、
いろいろたいへんですよ。
まず何より
費用の問題。
宿の手配もせにゃならんし、
バスやら電車やらタクシーやら交通手段の段取りも必要。
コピー、ネット環境、
おやつ、プロジェクター、酒‥‥、
ずいぶん手間がかかる。
外泊に抵抗を示す若い女子社員もいるでしょう。
小さい子どものいるご家庭への配慮も必要ですし。
拘束時間が長いので、
>そのぶん深夜残業手当はつくんですか?
とか。
土曜日にやるなら休日出勤手当はどうなるんだとか。
>そんだけ長時間、
>現場のラインが止まったら、
>そっくりそのまま次の週の残業時間が伸びますよ。
>見かけの倍以上の費用負担になるんですよ!
って、
キビしいですよね。
実にキビしい。
──だからこそ、
社風が試される。
企業文化が鍛え直される。
そんなふうに考えることにしましょう。
めんどうくさいことをわざわざ実行する
ってことは、
それだけ大切なことなんだ
っていう経営姿勢の表明でもあります。
はじめは幹部社員だけの巻きこみでもいいじゃないですか。
見よう見まねでいいじゃないですか。
実際にやってみて感じるちがいは、
コミュニケーションの「深さ」とか「質」とかですね。
お酒の力に加えて、
お風呂の力もあるでしょう。
ゆかたの裾をはだけて──はだけてなくてもいいですが、
文字どおりヒザとヒザを突き合わせて、
裸のつきあいってやつをやるんですね。
大和民族はそれが大好きなんです(*^_^*)
同じ釜のメシを食うっていうのも好き。
そして深夜まで口角泡を飛ばして──飛ばさなくてもいいですが、
心のベクトルを合わせていく。
非日常のコミュニケーション空間をうまくつくり出せたら、
思わぬ一面が見える‥‥かもです。
経営指針を磨き直す合同一泊研修会2014
合同一泊研修3回め。
今年は、
兵庫県中小企業家同友会
神戸中央支部主催の行事として実施させていただきました。
(ё_ё)?
ま、
けっきょく取り組みの趣旨は同じなんですけど。
今期は支部の中に独自の経営労働委員会ってものができまして、
わたしがその委員長になってしまったもんで、
そういう立場でお声がけをさせていただいたわけなんです。
会場は今回も
経営指針成文化の聖地
(ё_ё)?
スペースアルファ神戸さん
です。
参加は
*ニッセイ機工さん
*ウェルフェアさん
*インプルーブさん
いずれも同じ支部に所属で、
ふだんからいっしょに学んでいる仲間。
4社11名での楽しい研修となりました。
当社以外のみなさんは、
幹部といっしょに泊まる研修は初体験です。
>いままで、
>こんだけ時間を取って、
>お互いにちゃんと話したことない。
──去年もそうでしたが、
初めての人は異口同音にそうおっしゃいます。
そして社員さんの反応もたいてい同じ。
>社長がいったい何を考えているか、
>これから会社をどうしようとしているのか、
>やっと、
>ちょっとわかった気が‥‥
みたいな。
全員経営とか、
想いを共有するとか、
言葉としてはよく聞くんでありますが、
いざ実際に
こんなふうにやってみるとですね、
>ほらナ、
>やっぱり合ってませんでしたよね、
>ベクトルが。
──ってな感じなんです。
今回のゲスト講師は、
Earthink株式会社の﨑野社長。
そもそも当社が一泊研修をやってみようという気になった、
そのキッカケにもなった人で、
もちろんご自身も一泊研修を毎年実施されていて、
しかもこれからは年2回に増やそうというくらい、
まことに勉強熱心な人。
経営指針書を社員さんといっしょになって
みんなでつくる
っていうことを徹底されていることがよーくわかりました。
みんなでつくる‥‥
みんなでつくる‥‥
みんなでつくる‥‥
マジでそうしようとすると、
一泊でもぜんぜん足りないくらい、
意見やアイデアを出しあう時間が必要なんだそうです。
貴重な一泊研修の時間を無駄にしないためには、
目的やゴールを事前に明確に定め、
全員で共有しておくことが何よりも大切だ
ということもわかりました。
そんなわけで結論として当社は、
また来期以降も、
経営指針を磨き直すための一泊研修会を続けるぞ!
ってことになりました(≡^∇^≡)
新入社員も巻きこむ合同一泊研修会2013
今年も、
一泊研修を合同で開催。
これが2回めです。
前回いっしょにやった
*朋友アトラスさん
に加え、
*上高原企画さん
*P.L.C.さん
*アトリエジューンさん
*プレジールウェディングさん
が合流。
しかも朋友アトラスさんは、
前回2名だったのが
一気に3倍増の6名参加。
えらい勢いですw(゚o゚)w
基本的には
各社が独自にテーマを選び、
小部屋に分かれてグループディスカッションなどを進めるのですが、
初日のお昼には
ゲスト講師を招いて全体で勉強会です。
そこで共通テーマとして選んだのは
人を育てる。
兵庫県中小企業家同友会・共同求人委員会副委員長、
株式会社カネヘイの宗和社長にお越しいただき、
社員が会社を去る理由
~厳しい現実から見えてきた「残る理由」~
という生々しい切り口で、
内定者研修のリアルな現場を
伝えていただきました。
朋友アトラスさんもウチも、
それぞれ内定者が参加(合計3名)してましたので、
タイミングとしてはバッチリでした。
経営指針を磨き直す合同一泊研修会2012
PDCAをまわすって
いったいどういうことだろうか??
と
わが社なりに悩んだ結果、
C(チェック)と
A(アクション)を徹底的に深める
ハッキリした区切りの時間をつくりたいな
と思うようになりました。
中小企業家同友会の大先輩方の中にも、
毎年一泊研修を実施されているところがあることを知って、
大きな刺激を受けました。
だったら
ちょうど折り返しの地点
で、
つまり、
半期が終わったタイミングで、
経営指針書を総点検するのが理に適っているんじゃないか
と思い、
7月に実行することを決めました。
しかし‥‥
ウチ単独でとなると、
たった3人‥‥
だけではちょっと寂しい。
ってことで、
兵庫県中小企業家同友会で同じ神戸中央支部に所属の
朋友アトラスさん
に
合同研修を提案しました。
あっちは
男性1人+女性1人
ってことで、
お互いにかなり寂しい状況。
(※ただし朋友アトラスさんは翌期に急増。)
同じく中央支部の上高原企画さんも研修に興味をもってくれて、
オブザーバ参加してくれました。
こんなふうに頭数が増えてくると、
ゲストを呼んで講義をしていただくっていうことも
なんとなく頼みやすくなってきます。
経営労働委員会でたいへんお世話になっている
明石加工サービスの
伊集院さんに無理をきいていただき、
労使見解の解説をしていただきました。
ウチみたいな小さい会社で、
狭いオフィスで、
のべつ顔を合わせている職場環境でも、
経営理念やら経営方針について
こってり語り合う時間っていうのは取れていないもんだと気づかされました。
お互いの心にもやもやしたわだかまりを引きずらないためにも、
年に1回、
一泊研修をやるのは正解かな‥‥
と感じた初回開催でした。