内定から入社までってどんなん?
内定から入社まで、
要領よく就活をやった場合ですと、
半年以上あります。
1年近くある場合もあるでしょう。
とりあえず就職先が決まると、
ものすごくホッとするもんですよね。
第一志望の企業で、
親御さんも喜んでくれてるとしたらなおさら。
人生安泰で万々歳ってな気分でしあわせなのはけっこうですが、
なにしてすごすんですかっ?
そんな長い間??
会社によってケースもさまざまですけど、
とりあえず当社の場合はどんな感じか、
2016年度入社の
K上T矢を例にとって
具体的にお伝えしましょう。
一泊研修にまにあうか
エムトーンは毎年、
7月の初旬に
一泊研修を実施します。
少ない人数だとイマイチ楽しくないかもしれないので、
ちっこい会社ばっかり合同でワイワイと。
1年の半分がすぎた折り返しのところで、
いったん中締め。
経営指針で決めたとおりに会社が進んでいるか、
いわゆるPDCAってやつを中間検証します。
そこにまにあうように、
つまり、
6月末までに採用内定者を決めることができたら、
それが理想的なタイミングです。
2016年度入社のK上T矢の場合、
初対面が6月27日の
「ひょうご就職サミット」でしたから、
かなりきわどいタイミングです。
一次面接は5日後の7月2日。
さらに6日後の8日に二次面接と、
柳本先生による最終面接を超特急でいっぺんにこなし、
ま、
この人ならまちがいなく内定ってことで、
3日後、
7月11日からの一泊研修に
連行しました。
つまり、
初対面から実質内定まで2週間足らずのスピード決着。
もちろん内定が出たからといって、
研修に参加するかどうかは自由ですが、
K上T矢の場合は本人が連れてってほしいと希望したのでいっしょに行くことになりました。
そこでいっしょに行くのはイヤだっていうようなキャラクターでは、
もしかしたら内定してなかったかもしれませんね。
ご両親にごあいさつ
採用が内定したら、
手続き上、
内定承諾書
という書類に署名捺印いただきます。
ハンコ押したからって別に何の強制力も法的拘束力もありませんが、
これがいわば正式な内定となります。
K上T矢の場合は8月1日でした。
内定を承諾していただきましたら、
そのあとできるだけ早いタイミングで、
社長のわたしと先輩社員の何人かで、
実家までご両親にごあいさつにうかがいます。
>親なんかに会ってほしくないので来ないでください!
と
言われても押しかけますので、
そこはあらかじめご両親に了解しておいてもらってください。
いままでの内定でいちばん遠かったのは高知県ですけど、
それより遠くても出かけますので。
ごあいさつは15分か、
‥‥せいぜい20分くらいの他愛もない世間話ですけど、
たったそれだけでもやっぱり
お互いに顔を合わせておくとちがうもんなんです。
お父さん、お母さんはよけい不安になるみたいですけど、
わたしは安心します‥‥っていうのは冗談です。
大阪市淀川区の十三にあるK上T矢の実家には
8月9日の日曜日に3人で伺いました。
会社のイベントいろいろ
内定の手続きが終わっても、
そこからまだ卒業、入社まで半年以上あります。
なんか勉強しといたほうがいいかとか、
ITの知識はどのくらい必要かとかきかれますけど、
特に何も。
ただ、
普通免許は必要ですから、
まだ取ってない人は急いで自動車教習所に通ってください。
それ以外は学生らしく、
悔いの残らないようにクラブ活動や恋愛や遊びに打ちこんでいただければけっこう。
就職してしまうと
旅行するにもいろいろ制約が出てくるのは確かです。
入社前にアルバイトしたいって方、
OKです。
会社の雰囲気に早くなじんでいただくに越したことはないからですけど、
どのくらいのペースで何時間くらい働くかとか、
まったく自由です。
大学の授業の合間にちょこっと寄っていただく程度でもOKですし、
ぜんぜんなしでもかまいません。
アルバイトを通じて適性が早くつかめれば、
4月からの仕事の割り振りの参考にさせていただきますので。
あとは‥‥
会社で何かイベントがあるときには、
積極的にお声がけします。
K上T矢はダーツ大会も参加したし、
当社のお客さんと淡路島へグルメツアーに出かけたときもいっしょに来た。
忘年会もいっしょだったし、
えべっさんもいっしょだった。
つきあいがよかったんですね。
実際、
楽しかったですヨ。
経営指針発表会
そんなふうにうちは、
ワイワイがやがや系イベントがけっこうたくさんあるんですけど、
そういうのに参加するかしないかは自由です。
ただ、
必ず参加してほしい行事が2つ。
そのひとつが、
毎年1月16日に実施される経営指針発表会です。
これ、
わが社ではめずらしく比較的マジメな行事。
もうじき自分が入る会社がどんなとこで、
どんな仕事をやっていて、
4月に入社してから自分は何をすればいいのか。
そういうことのすべてを明らかにするつもりの場ですから。
その日は、
当社の事業パートナーのみなさんや、
中小企業家同友会ってところでいっしょに経営を学んでいる仲間の経営者さん、
長年おつきあいさせていただいているクライアントの社長さんも、
エムトーンの未来設計図を聞きに来られています。
次にどんな社員が入ってくるのか、
きちんとみなさんに紹介させていただく
「顔見世」の場でもあるんですね。
マラソン
そしてもうひとつ、
忘れちゃいけないのがマラソン大会。
当社の採用内定者は、
入社するまでに1回は、
ハーフマラソンにチャレンジしていただくことになっております。
K上が出たのは京都木津川マラソン。
先輩社員の女子2人もおつきあいで参加したんですが、
さすが男子の面目躍如。
2時間00分12秒でいちばんにゴール。
>そんだけ走れるんやったら2時間切らんかいや!
と
思わず突っこんでしまいましたが、
初マラソンでこのタイムは立派です。
このあとみんなで温泉入って、
新世界に寄って串カツ食べて通天閣も上りました。
別にマラソンが速かったからって、
それで給料が上がったりしませんけど、
印象はアップします。
ちなみに1年先輩のM先輩も、
得意のコスプレでレース出場。
さすが神戸マラソンで5時間を切っただけのことはあって、
2時間4分というすばらしい快走。
これから入社希望されるみなさんも、
ゆっくりでいいんでとりあえず走ってください。
そして入社後は、
ぜひぜひ神戸マラソンにエントリーしてください。
神戸マラソンのスタート地点は会社から徒歩数分。
コースも会社のすぐ近くを走り抜けるおしゃれなマラソンです。
せっかく旧居留地で仕事するんですから、
人気バツグンのこの大会に出ないともったいないですよね。
社員旅行まで??
内定者で社員旅行まで来ちゃったのは彼が初めてです。
K上T矢はつきあいがよかったんですね。
だから、
社員旅行(2月13~14日)もいっしょにどうよっていう流れになって、
まだ入社前で社員じゃないのについてきました。
人数が多いほうが楽しいからっていう、
それだけの理由ですけども。
早くも次の内定者を
内定者の立場で最後の出番は、
次の年に自分の後輩として入ってくる次の内定者を選ぶ採用活動。
「ひょうご就職サミット」に参加して学生と話すことです。
>わずか1年前には自分がそこに座っていたんだ
っていう立場で、
こんどは自分が学生に語りかけるっていうのは、
なんかこそばいような変な感じがするもんですよね。
まだ社会経験があるわけじゃないんですから。
でも1年先輩として、
わずかばかりのアルバイト経験を頼りに、
学生の質問に答えたり、
答えられなかったり。
学生の側から見れば、
自分にいちばん近い存在で、
入社したらひとつ上の先輩で自分の教育担当になる人です。
K上T矢がつまらない先輩に見えるか、
魅力的な先輩に見えるか、
会社のイメージに思いっきり影響しますよね。
まっ、
がんばってくれたんちゃうかな。
入社おめでとう
そんなこんなで‥‥
長かったようであっというまだったような9か月がすぎ、
4月1日、
やっと入社。
バイトで何回か来てもらってるせいか、
初出勤といってもお互い特別な緊張感はなかったような気がします。
ウチは服装自由なので、
ネクタイ締めることはあまりないのですが、
今日はスーツで。
中小企業家同友会さんの合同入社式から、
社会人生活がスタートです。
といっても4月の前半は社外での研修がびっちりで、
ほとんど仕事はありません。
しばらくは学生気分を引きずってられますかね。
おまけ──エムトーンの春
入社した翌日からいきなりの2日間、
祭に駆り出されたK上T矢。
意味もわからず肉体労働です。
(遊びではなく、
仕事あつかいなので特別手当が支給されます。)
4月2日(土)、3日(日)は
北条節句祭。
駆り出された本人は、
意味はわかっていません。
来いと言われれば行く。
ただそれだけ。
それでこそピカピカの社会人1年坊主。
詳しい説明はめんどくさいので割愛しますけど、
ま、
簡単に言いますと、
少子高齢化で地方の祭礼は担い手が激減し、
伝統文化の維持継承も甚だ困難になってきている中、
自分が就職してしまった会社の社長がそういう地方出身の祭キチだと、
社員がこんなことになる場合もあるってことですよね。
本宮(2日め)の午後は、
あいにく小雨が降りしきる悪天候でしたが、
神事
「鶏合わせ」までの全行程が滞りなく執り行われ、
めでたしめでたし。
こうしてエムトーンの春は全開していくのでありました。